こんにちは、なるたかプロデューサーの金子です。

7月にお披露目をしたなるたか’23年新作「UTOPIA」。

みなさん、お祭りやYouTube等でチェックしていただけましたでしょうか？

今作は、なるたか結成10年目の節目となる作品でもあります。

より作品を楽しめるように、制作コンセプトや楽曲作成、そして衣装や振りのことまで、よさこい界イチ詳しい（かもしれない）作品解説をお届けします。
これを読んだらなるたかの作品がもっと楽しめるはず…！

UTOPIA(ユートピア)とは？

言葉の意味は「現実には存在しない，理想的な世界をいい，理想郷，無可有郷（むかうのさと）などと訳される。」です。

UTOPIAの由来

昨年特別演舞で3年ぶりに高知で踊った時に感じた高揚感。
改めて自分にとってよさこいがどれだけ必要な要素だったのか思い知らされました。
鬱屈とした2年間には感じられなかった晴れやかな気持ちが自然と沸き上がり、
あの2日間は本当に幸せな忘れられない時間になりました。
そして同時に「もう2度とこの時間を失いたくない」と思いました。

踊っている時、何よりも楽しくて。
仲間といると自然と笑顔になれて。
お客さんが応援してくれると自然と力が湧いて。
高知にいると心がほっこりする。

ありのままの自分でいられるこの場所、時間が
自分にとっては理想郷、ユートピアだなと思い
この気持ちを作品に投影したいと考えました。

コンセプトは「小さな幸せを大切に」

世の中にあふれるネガティブなニュース、
日々の中で起こる辛いこと、大変なこと。

そんな毎日の中にも”きっとある小さな幸せを見つけて、明るい未来を信じていきたい。”という前向きな気持ちをテーマにしています。

その小さな幸せが、

踊り子にとってはなるたかで踊っているときであったらいいな。
応援してくださる皆さんには、祭りや動画でなるたかを見ているときだったらいいな！
そんな想いで作品を制作しました。

なるたかが踊っている4分半、そこにいる皆さんが楽しくて、笑顔でいられたなら、
そこが私たちの「ユートピア」です。

『UTOPIA』の見所！

楽曲

ファンクサウンドを中心にした軽快で爽やかで明るい楽曲に仕上げました。
ブルーノ・マーズやMrs. GREEN APPLEの「ダンスホール」を参考にしています。

例年通り

・J-POP構成(AメロBメロサビ)
・タカナッターのコール&レスポンス
・男女ツインボーカル
・ベースの生収録

など、なるたからしさは全開です。

“なるたからしさ”については去年の「起志快晴」解説ブログで詳しく書いているので、そちらもぜひ見てみてください。

「起志快晴」解説～また会える日まで～

近年はTikTokの流行でサビ始まりの曲が多いので、そのあたりのトレンドは取り入れて
UTOPIAもサビから始まります。冒頭からテンションマックスで始まるのはなるたかとしては新鮮です。

楽曲は、ApplemusicやSpotify等のサブスクサービス、各種ストリーミングサービスで好評配信中です！

UTOPIA 歌詞

心踊ればそこに花は咲く
僕らの時間彩るように
夢を描けば鳥は歌いだす
光差す方へ今、翼広げて翔けて行くよ

平穏な毎日じゃ少し
物足りなさ感じる
だからって慌ただしい日々
望んでるわけじゃない

暗いニュース溢れてる
不安ばかり募るけど
溜息は少し待って
耳澄ませば聴こえてくる

高知の城下へ来てみんや
じんばもばんばもよう踊る
鳴子両手によう踊る よう踊る

胸穿つ情熱に身を焦がして

素顔で笑い合いたい…
あなたの声が聴きたい…
悲しみ乗り越えてやっと辿り着いた場所
守り抜きたいずっと

心踊ればそこに花は咲く
僕らの時間彩るように
夢を描けば鳥は歌いだす
響くは愛の歌

心踊ればそこに風は吹く
僕らの背中後押すように
空を仰げば月が満ちてる
そんな未来に賭けて行こう